体重減が脂肪減ではないのよ。
ダイエットをしようと意気込むとね。
つぎには、体重を減らそうと体重計に乗るの。
やった、1キロ減っている。
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これで喜んだとき、憎っくき脂肪は1キロ減ったのでしょうかね。
また、(ダイエット)という単語はギリシャ語からきているの。
(正しい食生活)(健康体になるための食事方法)を表す言葉ですね。
正しい食生活で太り過ぎの人は痩せて健康的になり。
逆に、痩せ過ぎている人は適度に体重を増やして健康体を目指す、という二つの意味があるの。
でも、日本では、ダイエット—減量(体重を落とすこと)という意味で使われていますね。
体重を落とそうと思うと、ほとんどの人が(よし、じゃあ食事を減らそう)と思うのよ。
朝食を抜き、夕飯をダイエットシェイクで過ごす、バナナだけ食べて、と、断食をしたりなの。
確かに食事を減らすと体重は減るの、最初のうちはね。
でも、体重が減った→脂肪が減った、わけでないの。
これに、私が気付いたのはダイエット歴10年を超えてからだったのですよ。
最初に落ちるのは体内の水分です。
食事制限でダイエットを開始して最初に順調に体重が落ちることが多いのですがね。
最初に落ちた分はほとんどが体内の水分ですよ。
人間の大人の身体は60~65%が水分と言われて、体重に占める水分の影響力が大きいの。
炭水化物(糖質)や塩分は食べたときに身体に水分を含みやすい性質を持っていますよ。
そこで、食事制限によりこれらの摂取量が減ると、必然的に水分も減り、体重という数値が減るの。
最初に、ストンと減ることが多いのは、実は水分が抜けていたからよ。
でも、体重が減ると純粋に嬉しい、よし、このまま頑張るぞお、とモチベーションが上がるね。
それで、このビギナーバーゲンは最初の数週間だけで、次第に数値の変化は緩やかになることを覚えておくのよ。
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また、脂肪より先に、落ちるものがあります、それは筋肉なの。
大抵の人は脂肪よりも先に筋肉が最初に落ちていきますね。
なので、人間の身は(飢餓の状態を避けるために脂肪を溜め込む)機能が生まれつき備わっているの。
人間が豊かな食生活を送れるようになったのは地球レベルで考えると本当に最近の話でね。
原始時代は(いつ食べ物にありつけるかわからない)サバイバルな状態が日常でしたよ。
長いサバイバル期が続き、人間の身体はね。
(食べ物にありつけなくても餓死しないように、脂肪というエネルギー源を身体にストックする)。
という現代を生きる私たちにはありがたくない機能が備わったのですよ。
この機能により身体が脂肪を使うのは最後の手段です。
その前に、エネルギーを使う筋肉から先に分解していこう、というのが本来の人間の身体ですね。
また、身体を壊さずに脂肪を減らせるのは 1ヶ月に2キロ分 なの。
これくらいのペースが身体にとってベストなのでしょうね。
それ以上に、脂肪を落とそうとすると身体に負担がかかりリバウンドを覚悟しなくてはなりませんよ。
ダイエットを始めると1ヶ月で体重が2キロ以上減ることは多いですがね。
最初は、脂肪だけでなく水分や筋肉が減っていることも頭に入れておくの、その後体重が減らなくなったときに焦らずにすみますよ。
それで、体重を落とすことだけを目標にしないの。
以上で、体重が減ったことと脂肪が減ったことがイコールではありませんね。
なぜ、ダイエットをするのか、と自分に聞いてみたとき、見た目を変えたいからなの。
憧れの服を着てみたい、素足を出してみたかったり、スキニーパンツを履きこなしたかったりと。
なので、(体重48.5キロ)など、人に見えない数値を変えたいわけではないと思いますね。
変えたいのは見た目ですよ。
だから、体重の増減に一喜一憂しないの。
これらが、ダイエットを続けるマインド、精神、のポイントになると思いますよ。
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